過去に開催された川中島合戦戦国絵巻の様子を紹介いたしますが、天候や演出内容により今年(2017年)の進行内容と同じとはかぎりません。

例年県外から多数の参加者が訪れ、北海道や四国と遠方からの参加者もいました。そして女性参加者の姿が目立ち、その数は全体のおよそ40%を占め、背景には戦国時代を舞台とした人気ゲームやNHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』主演女優・杏さんに代表される歴女ブームが要因といえます。
参加者は合計780名、演出スタッフを含めるとおよそ900名。

ときは戦国の世、信濃国・川中島を舞台に実に5度にも及び繰り広げられた戦があった・・・。
孫子の兵法「風林火山」を旗印に戦国最強と謳われた騎馬軍団を率いた『甲斐の虎』武田信玄公。
対するは、“軍神”“毘沙門天の化身”数々の異名で恐れられた『越後の龍』上杉謙信公。
再び現世で、此処笛吹の地にてよみがえった・・・。

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上杉軍

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武田軍

石和町界隈を行進したのち、笛吹川河川敷に設けられた合戦場へと隊列が入場してきました。
まずは深い藍色を基調とした甲冑を纏った越後上杉軍の部隊が入場し、
一方史実においても畏怖させたいわれる朱塗りに身を包んだ武田軍が遅れて入場。

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献塩の儀

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米沢藩火縄筒保存会による砲術演武。

故事「敵に塩を送る」の元になった逸話「献塩の儀」が執り行われた。

相模国・北条氏との交易が断絶し、海のない甲斐国では塩不足に喘いでいた。
謙信公は宿敵であるにもかかわらず甲斐国へ塩を送ったという。

義に厚く、統治する国は違えど民衆の苦しむ姿に耐えられなかったから、或いは北条氏が政の争いに民衆を巻き込むような手段を講じたことを潔しとはせず手を差し伸べたからともいわれる。

米沢藩火縄筒保存会(稲富流砲術隊・米沢藩古式火縄筒保存会)は山形県米沢市に拠点をおき、ゆかりある上杉・武田の祭事などで伝統ある砲術演武を披露し、歴史を継承している団体です。
当然空砲ですが「ズドーンッ!!」と凄まじい轟音が鳴り響き、伝承する撃ち型・陣形を披露。

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武てい式・五沾水の儀

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三献の儀

謙信公は私利私欲のための戦と不正不義を嫌った。
そのため、戦の前に毘沙門天と向き合い問いただすように独特の武てい式と称される儀式を執り行ったという。

一方の信玄公は三献の儀という内あわび、勝ち栗、昆布を肴に酒を三度飲み干し、杯をうちつけ武運を占う伝統的な出陣の儀式を行う。
史実に基づき再現された演出で戦へ望む気持ちを高揚させる。

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龍虎相搏つ

伝説的場面、両軍多くの犠牲者が出たといわれる4度目の合戦。

霧がたち込める八幡原、謙信公は自ら戦場に躍り出て、武田本陣へと向かい、信玄公と対峙・・・。
歴史上、語り継がれるハイライトとなるシーンが幾多と生まれてきた。

壇ノ浦の戦、巌流島決戦、本能寺の変、関が原の戦、そして・・・。
謙信公が馬上から鬼気迫る表情で一太刀、迎え撃つ信玄公はこれを冷静に軍配ではらう。

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壮絶極める戦の見せ場、名軍師・山本勘助の最期・・・。

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「いざ雌雄を決する時ぞ!!」両軍入り乱れての総力戦。

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久世七曜会による殺陣
映画やテレビなどでも活躍される殺陣のプロ集団による演出。刀捌きや身のこなし、さすがに迫力が違います。

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勝ちどきの咆哮。

戦が終わればノーサイド、両軍「エイ!エイ!オーッ!」の勝ちどきで幕を下ろしました。
観客席からは惜しみない拍手の喝采。

いかがでしょうか?
・・・完全に戦国時代の合戦場に引き込まれてしまいます。

著名な戦国武将の鎧兜を纏うことのできるイベントは全国各地で開催され、最近では珍しくなくなってきています。
川中島合戦戦国絵巻の最大の特徴は、鎧兜に身を包み、さらに実際に刀や槍を振るい合戦に参加できる点です。

武田軍であれば、人気の山本勘助や六文銭を旗印に真田の兵として、
上杉軍であれば、名軍師・宇佐美定満や重臣・直江景綱に扮し戦に参加することが可能です。

現代によみがえる川中島合戦戦国絵巻、来年(2018年は秋開催)はあなたも参加してみませんか?