笛吹川の鵜飼は徒歩鵜(かちう)スタイル。読んで字の如く、鵜匠が川の中を歩きながら行う漁法です。実演では写真のように広がらずに観覧席側の近いところを通って行うため、間近で観覧することができます。カンテラに照らされた川面がゆらゆらと揺れ、藍染の作務衣に腰蓑と魚籠の姿がより幻想的な鵜飼を見せてくれます。また、実演終了時には鵜飼花火が打ち上げられます。鵜匠さんは実演中、一見普通に歩いてはいますが、川底は苔などがついた石もゴロゴロあり、とても滑りやすくなっていますので、熟練者でないと支えもなくしかも鵜を操るのは至難の業です。